こんにちは、のりです。
2024年の年末にタイのクラビにクライミングトリップに行ってきました。(一応新婚旅行もかねていますが、メインの目的はクライミング!)
エメラルドブルーの海をバックに、巨大な石灰岩の岩をダイナミックに登る。ほんとに素敵なところで、クライマーにとっては楽園のような場所です。
この記事では、日本からクラビのクライミングトリップに持っていくべきモノ、不要だったモノ、現地で買うと良いモノ、などをまとめています。 ※上から順番に必要度の高いモノを紹介しています。
クラビのクライミングトリップに持ってくといいもの
かかと付きのサンダル
実際にクラビでクライミングをして、ほぼマストで必要だなと思ったモノがかかと付きのサンダルです。
理由は3つあって、①蒸れない・暑くない、②水に濡れても良い、③荷物が減るというのが理由です。
①蒸れない・暑くないというのは、そのままです。サンダルなので通気性がいいからです。②についてはクラビならではの事情があります。
クラビの岩場はアプローチ道が干潮時には歩けても、満潮付近は海になってしまう道があります。(これが結構多い)
靴だと渡渉するときに脱ぐ必要があるのが面倒です。サンダルでいいと思うかもしれませんが、岩場周辺はけっこう砂っぽくて、雨が降るとかなり滑ります。サンダルだと足に力が入りづらいので、特に下りは辛くなります。
その点、かかとのあるサンダルなら水陸両用で涼しいのでクラビでのクライミングのアプローチに適しています。クロックスのようなモノでなく、しっかりとかかとを固定できるタイプをおすすめします。
できたらビブラムソールとかのいいやつを持っていくと快適さは増すはずです。せっかくのクライミングトリップでアプローチで転んで足を痛めるのは残念なので、旅のため買うのもありだと思います。日本でも使えるし。
ちなみに僕はビルケンのつっかけサンダルとアプローチシューズ(スポルティバのTX4)を持って行きましたが、どちらもクラビでは使いにくく、失敗しました・・・
靴に関しては、かかとつきサンダルがあれば一足ですむので、アプローチシューズ+つっかけサンダルよりも荷物を減らせるので効率的です。
ちなみに、ビーチを歩いてると細かい砂がつき、素足と擦れて若干痛いので薄手の靴下は必要だと思います。
VISAプラス機能のついたクレジットカード
タイバーツを手に入れる方法のひとつとして、タイのATMでのクレジットカードキャッシングがあります。手数料はかかるものの、けっこう良いレートでタイバーツを入手できます。
一方で、現地での両替屋はレートにバラつきがあります。レート良いところで変えられればお得ですが、歩いて複数の両替屋をまわって比較するのは時間と手間がかかります。
日程に余裕があるなら両替や巡りも楽しいかもしれませんが、目的がはっきりした旅行で日程が限られているなら非効率です。
個人的な感想ですが、タイ旅行で一番効率的な支払い方法はクレジットカード払い。どうしても現金でしか支払えない場合のための現金は、ATMでクレジットカードのキャッシングで最初に引き出しておく。という方法がベストだと思います。
ただし、キャッシング機能はVISAプラスのマークのあるクレジットカードでしか利用できません。
もし、今使っているクレジットカードにVISA+のマークが無いなら、新たにカードを作っても良いかもしれません。
旅行系のクレジットカードならマイルをためやすいし、海外旅行保険が付帯しています。わざわざ海外旅行保険(10日の海外旅行で約7000円〜)に入る必要もありません。
ちなみに、ぼくはANAと提携している三井住友VISAカードを使っています。クレジットカードを増やしたくないというこだわりが無ければ、お得だし便利なのは間違いないと思います。
防水のバッグ(大、中、小)
防水バッグが必要だと思ったシチュエーションは、
- ロングテールボートでの移動(アオナンビーチ→ライレイビーチ)
- アオナンタワー(孤島)へのカヤック移動
- ちょっとした小物の小分け
です。
①、②に関しては、海水に濡らさないためです。ロングテールボートはかなり潮がかかります。カヤックはさらに濡れます。パドルを漕ぐと、海水がどんどん荷物にかかり、荷物は海水まみれになります。
クライミングギアやロープにとって絶対によくないと思うので、アオナンタワーのマルチを登る予定があるなら、必要なギアすべてがはいるくらいの大きさの防水バッグ(なければ厚めのゴミ袋など)が必要です。
クラビで調達しにくいものなので、日本から持っていってください。
砂落とし用のブラシ
クラビで出会った韓国人クライマー達が使っていたもので、ビーチでのクライミングにはマストアイテムだと感じました。
ビーチでは、どんなに気をつけていても足に砂がつきます。シューズにも砂がつきます。砂を落とすのに手で払ったりタオルで拭くんですが完全には落とし切れないし時間がかかります。
ブラシを使うと素早く簡単に砂が落とせるのでストレスが減ります。
クライミング用のブラシではなく、洋服のほこりをとるための柔らかめのブラシがいいと思います。1500円くらいで買えるので、日本で買って持っていくのがいいです。
折りたたみのランドリーバッグ
これも韓国人クライマー達がつかっていたアイテムで、折りたたみのランドリーバッグをロープバッグとして使っていました。
箱型の形をキープしてくれるので整理しやすく、ロープが絡まりにくそうです。他のギアを入れられる容積もあるので、使い勝手がよさそうでした。折りたたみ式なので、旅行にも持っていきやすそうなのもGOODです。
僕はロープマットしか持っていなかったんですが、マットだと砂がマットに侵入してきてロープについてしまうので使いにくかったです。
日本でも使えそうなので、導入しようと思ってます。
透明な財布
慣れないタイバーツで支払うときにもたつかないように、百均とかで帰る透明なジッパー付きの袋を財布にすると良いと思います。
ぼくは何も考えず、普段使っている財布を持ってきちゃいました。免許証とか健康保険証とか、絶対つかわないけど無くせないものがあって無駄だったなと感じました。結局財布はスーツケースにしまい、財布がわりにジップロックを使っていました。
袖なしのキャミソール
男女ともにタンクトップのような風の抜ける服が快適でした。持っていなくても、現地でも購入できます。
薄手のウインドブレーカー
レンタルスクーターで走っていると夜は肌寒かったので、スクーターを借りる予定のある方は薄手のウィンドブレーカーの持参をおすすめします。
持っていったけど要らなかったもの
蚊取り線香
12月のクラビは乾季で、蚊はあまりいませんでした。10日滞在して、蚊よけスプレーや蚊取り線香など使わず、まったくのノーガードでいたのに噛まれたのは一箇所だけ。しかもあまり痒くならず、すぐに腫れも引きました。
わざわざ荷物を増やしてまで持っていく必要ありませんでした。
ジーンズ
ぼくは普段短パンをはかないので、長ズボンがはきたくなるかも?と思って持ってきたGramicciのジーンズ。
暑すぎて一切はく気がおきませんでした。クラビでジーンズなんてだれも履いていません。絶対に不要です。
化粧品
汗だくになるので、クライミングをするならフルメイクは無理でした。本当に最小限のみでいいと思います。また、日焼けしたことによって似合う色が変わりました。
小さめのアイシャドウパレット1個とアイブロウ、リップくらいで十分です。
水筒
水はペットボトルのものを毎日買うので、水筒はいりませんでした。でかいし荷物になるだけです。
ただしプロテイン等を飲む人は、シェイカーはあってもいいかも。
袖のある服
肌の露出は多ければ多いほど快適です。Tシャツや袖ありのワンピースは肌に張り付いて不快でした。
袖なしで、風抜けのいい服が正解です。
尾西のフリーズドライのご飯
日本食が恋しくなるかも?マルチでのお弁当にアルファ米あったらいいかも?と思って3食分持ってきましたが、一食もたべずに帰国しました。
まず、タイのご飯美味しすぎて10日くらいの旅行では飽きないというのがひとつ。お弁当に関しても、現地で用意できます。
アプローチシューズ
かかと付きのサンダルの項で書きましたが、アプローチシューズは不要です。理由は先に上げた通り暑いから、また渡渉時の脱ぎ履きが面倒だからです。
ただ、アプローチシューズのようなグリップ力のあるソールはとても役立ちます。クラビの森の中はけっこう足場が悪いのと、雨上がりは泥とツルツルの岩で滑りやすいので。
最適解はビブラムソールのかかと付きサンダルだと思います。
クラビ現地で買うべきもの
折りたたみ式のゴザ
クラビの繁華街で買える折りたたみのゴザが便利です。ギアをおいたり、寝転がってレストしたり。
クラビのクライマーの8割以上が買っているんじゃないでしょうか。クライマーだけでなく観光客もビーチでの昼寝につかっています。
サイズが2種類あって、長細い長方形タイプと、正方形に近いタイプがあります。僕達は長細いタイプを買ったんですが、多分正方形タイプのが使いやすいです。(正方形タイプのが若干大きい)
値段も高くないし、クラビでのクライミングが快適になります。日本でもつかえるので、自分たちへのお土産にもなります。
生理用ナプキン(クーリングフレッシュ)
クーリングフレッシュの商品名の通り、お股が爽快なメントール成分入りのナプキンで、生理中に気になるムレ、匂い、暑さを吹っ飛ばしてくれる優れものです。
タイの蒸し暑い気候の中で、股間が涼しいとこれほどまでに快適なのか…と唸らせる逸品。
なんとつけ始めてから2時間経っても股間は涼しいままでした。匂いもキツくなく、優しい香り付きで生理中の嫌な匂いも気になりません。
気に入りすぎて、個別で詳しく記事を書いたので、女子はぜひ読んでください。
まとめ
以上が、実際にクラビクライミングトリップをしてみて実感した、要るものと要らないものです。人によって、旅のスタイルが違うのでかなり主観が強い内容ですが、最初のほうに記載した、
- かかと付きのサンダル(ビブラムソールだと尚良し)
- VISAプラス機能付きのクレジットカード
- 防水バッグ(大・中・小)
- 砂おとし用ブラシ
の4つは、絶対に旅が快適(効率的)になるアイテムなので、購入の検討してみてくださいね。