今さら旧型フリード スパイクを買った理由

こんにちは、のりです。

今回の記事はタイトルの通りですが、ハイゼットカード(軽バン)からフリードスパイクに乗り換えた話です。

普段使いのクルマとしてのコンパクトさと、荷室の広さや車中泊での快適性のバランスの良さが絶妙で、用途が合う人にとっては最高のクルマなんじゃないかと思っています。

人気車種なので中古が多く、探せば低走行距離もけっこうあります。ぼくが買ったのは2015年製のCVTモデルで、走行距離は2.1万キロで諸費用込みで約115万円でした。

この記事では、フリードスパイクの特徴を解説しつつ、アウトドア趣味との相性の良さを語ってみようと思います。

アウトドアや車中泊が趣味で、車を買おうと思っている人は参考になると思うのでよかったら読んでみてください。

乗り換えの理由と、クルマを選ぶ基準

乗り換えの理由は、北杜市の地域おこし協力隊を退任したので、貸与してもらっていた軽バン(ハイゼットカーゴ)を返却することになったからです。

2021年4月から約3年ほど乗り、僕の用途には最適の車だったのでとても気に入っている車でした。

用途とはなにかというと、①クライミング、②車中泊、③DIYの資材運び です。

  • 岩場に行くために、多少の悪路なら走破できる性能(車高と4WD)
  • フルフラットになり、足を伸ばして寝られるスペースと、頭をぶつけない天井の高さ
  • 6尺(1820mm)の長さの資材を積み込める荷室スペース

ハイゼットカーゴはこれらすべてを満たしていて、基本的には満足していたクルマなのでした。「次に乗る車も軽バンがいいかな〜」と思いつつ、3年乗ってみて軽バンのデメリットもわかっています。

デメリットとはすなわち、

  • 硬いシート長距離ドライブが疲れる
  • 遮音性がないのでエンジン音やタイヤノイズが煩い
  • 燃費が悪い(12km/Lくらい)

といったポイントです。

特に遮音性がないというのは個人的に大きなデメリットに感じていました。高速道路で100km/hで走っていると、うるさくてステレオの音量をマックスにしても聞き取りにくいほどでした。

やはり軽バンは商用車なので、快適性はあまり考えられていません。

のり
のり

①クライミング、②車中泊、③DIYの資材運び という僕の用途を満たしていて、そこそこ快適なドライブもできるクルマがあればな〜。

色々なクルマをチェックして性能を調べていったところ、おそらくフリードスパイクが最適ということがわかったのです。

フリードスパイクは、フルフラット時の面積がとにかく広い

フリードスパイクを選んだ一番の理由は、後部座席がフルフラットになるところです。

最近はフラットになる車が多くなってるみたいですけど、シートの凸凹が多少あったり、完全に水平にならなかったりするものも多いんですよね。

フリードスパイクは完全に水平で凸凹もほぼゼロといっていいくらい完璧なフルフラット。しかも長さが2メートルあるので背の高い人でも足をのばして寝ることができます

天井も結構高いので車中泊の快適性はかなり高く、大人2人でもゆったりと寝ることができます。また、DIYでよく購入する6尺(1820mm)の資材も余裕で積むことができます。

フリードスパイクからフリードプラスにモデルチェンジして天井が低くなった

フリードスパイクは2016年で廃盤になっていて、現行ではプリードプラスという車種になります。

モデルチェンジして良くなった部分も多いんですが、個人的に改悪だなと感じる部分もあります。それは、後部座席をフラットにしたときの空間の広さが狭くなった(低くなった)こと。

フリードスパイクフリードプラス
荷室の高さ107センチ90センチ
荷室の長さ200センチ185センチ

フリードスパイクはフラットにしたときの床面から天井の高さが約107センチ。フリードプラスは90センチです。

車中泊をする上で、高さ17センチの差はけっこうな違いです。天井が低いと着替えたりするときに変な大勢になって腰に負担がかかるし、荷物の整理もしにくくなります。

また、フラット部分の長さもフリードスパイクは約200センチに対し、プリードプラスは185センチと15センチの差があります。

車中泊において、空間は広いにこしたことはないので、この荷室空間の広さというポイントだけでも現行のプリードプラスでなく、フリードスパイクを購入する理由になります。

5ナンバーだけど荷物がたくさん詰める荷室

フリードスパイクは2列シートの5人乗りで、後部座席のうしろにけっこうな大きな荷室スペースがあります。

この荷室空間の広さが魅力のひとつ。

ぼくは趣味で登山やクライミングをするんですが、荷物がけっこう多くなることが多いんです。例えば4人で乗り合わせて山に行く場合。大人4人がそれなりにゆったり座れて、荷室にはバックパック4つが余裕で入ります。

駐車場が少ない場所に行くときは乗り合わせで行くことが多いので、けっこう重宝します。

【比較】フリードスパイク VS タウンエース、NV200

実を言うと、もともとはタウンエースやNV200といった小型商用バンを検討していました。荷室空間が広いことが一番の条件だったので、商用バンはうってつけです。

ただ、調べてみるとNV200もタウンエースも荷室長は意外と短いことがわかりました。

荷室スペースの比較

タウンエースNV200フリードスパイク
荷室の長さ1760mm1530mm2000mm

タウンエースもNV200も、二列目シートの収納方法が跳ね上げるタイプです。その跳ね上げた状態でも結構スペースをとるので、意外に荷室フロア長が短いということですね。

ぼくは身長174センチなので、車中泊ではかなり窮屈な状態になりそうです。

二列目シートを完全に取っ払ってしまえばかなり広くなるんですが、それでは日常で使いにくい車になってしまいます。もちろん商用車なのでそれが本来の使い方なのでしょうが、個人的には二人乗りのクルマはさすがに使いづらい。

燃費もフリードのほうが良い

フリードはカタログ燃費ではなく、普段のぼくの運転での燃費。タウンエースは友人に聞いた実燃費です。

  • フリードスパイクは13.8~14.8km/L
  • タウンエースは10~11km/L

リッターあたり3kmの燃費の違いは大きいですね。年間20000キロほど乗るとすると、1年で75,000円ほどの差がつきます。

5年で40万円近くの差になるので、この違いは結構大きいですね。

※170円/Lの場合

商用車はシートやサスペンションが固かったり、防音性が低いのでうるさかったり、後部座席はパワーウインドウがない(窓も小さい)、燃費は10km/Lと低い。

こんなふうに普段の運転の快適性はあまり高くないんですが、フリードスパイクよりも中古相場は高い。

あれ?フリードスパイクが商用バンに負けてる要素ないんじゃない・・? 

少なくとも僕の用途では。

ということで、フリードスパイクを購入するに至りました。

ダメなところはカーナビのモニタ角度

いいトコだらけと思っていたフリードスパイクですが、欠点もありました。

それはカーナビのモニタが斜めについていて、太陽の日差しが入るとものすごく見にくいことです。

「フリードスパイク カーナビ 見にくい」でググると不満を持っている人が多いようですね。

対策として日差しよけのカバーが社外品ですが販売されています。

だたし、そもそもフリードスパイクの純正ナビは古いので、Bluetoothで音楽が聞けなかったりと不便が多い。せっかくならナビを交換してしまうほうがいいかも。

ナビの取り付けするベースが斜めになっているので、フローティングタイプで角度調整できるナビが良さそうです。最近はAndroid、Apple CarPlay対応のナビが5万円くらいで買えるので、近いうちに付け替えようと思っています。

ATTO製のナビが中華製ですがコスパ高くて良さそう。

日本製のナビの1/3くらいの価格でハイスペックなものを買えるので、もうこういうのでいいかなと思います。ナビ機能なんてどうせ数年で古くなるので、グーグルマップが使える方が便利ですし。

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