こんにちは、のりです。
今回の記事は「北杜市の夏の暑さについて」です。
移住の相談を受けると、必ずと行っていいほど聞かれるのは夏の暑さ。この記事では、そのあたりを深堀りしていこうと思います。(12月にあげる記事じゃないかもしれませんが、悪しからず・・・)
【予備知識】北杜市は標高によって暑さが違います。
気候についての基礎知識として、北杜市は場所によって標高差がかなりあります。明野や白州といった600mくらいの場所から、清里地区は1200mとかなり違います。
ぼく住んでいるのは北杜市のなかでも標高の低い明野ですが、職場は清里です。同じ市とは思えないくらい気温が違います。
この記事では、清里(標高1200m)と、明野(標高600m)を比較しながら説明していくので、移住を検討している人は、予定地の標高をしっかりとチェックしておいてください。
初夏(6月)の北杜市はけっこう涼しい
清里の6月は涼しいというより寒いです
6月の清里も涼しいです。清里だと夜は冷えるくらいかな?7月までコタツを出しっぱなしという人もいます。
人気観光地の清里テラス(標高1600m)は涼しいというより寒いという感じ。風があったらダウンジャケットを着たくなるくらいです。
もちろん、日によっては暑い日もありますが、かなり稀ですね。
明野の6月は日によっては結構暑いです
6月後半になると、「暑い!」と思うような日があります。といっても30℃いくかいかないかといった気温。日中家にいても窓を開けて扇風機があれば快適です。
ただし畑仕事で屋外の日向で作業をしているとそれなりに暑いです。午前中の涼しい時間に作業したり、ある程度対策が必要になります。
夏(7月〜8月中旬)の北杜市は、40℃が最高気温
清里は7〜8月でも涼しい
職場では真夏でも日中はエアコンなしでまったく暑さを感じません。(扇風機はまわしています。)
清里のホテルやペンションを経営している人にはなしを聞くと、エアコンのないところもあるみたいです。ここ数年は清里も暑くなったからエアコン導入したホテルも多いみたいですが・・それでも避暑地といえる涼しさがあります。
ただし、外にでて日向にいると日差しが強いので刺すような暑さを感じます。湿度は低いので気持ち悪さはありません。
明野の7〜8月はそこそこ暑くなる
日中はクーラーなしで家にいるのはかなりシンドイ。ただ、ぼくたちは二人とも仕事をしているので日中は家にいません。休みの日も、天気が良ければ外にクライミングしに行きます。雨の日は暑くないので家にいても問題ありません。
では、仕事が終わってからの夕方18時くらいはどうかというと、家に帰った直後はちょっと暑いです。熱が家にたまっている感じがしますが、日が沈むとすぐに涼しくなります。うちは風通しのよい家なので、熱が抜けやすいというのもある気がします。
ちなみに我が家にはクーラーがありません。扇風機だけ。あと、遮熱のために南側には葦簀(よしず)をかけています。
夜になっても蒸し暑さが続く、いわゆる熱帯夜もたまーにあります。夏の間、数日くらいかな?
8月下旬、9月はもう涼しい、ただしぶり返しもあります
清里も明野も、8月下旬はもう涼しい。お盆をすぎると過ごしやすい気候になりますね。
観光で北杜市に来るなら、お盆過ぎのこの時期がオススメです。混雑しすぎず、涼しくて快適です。逆に、移住を検討している人は、真夏の暑さを体感しておくといいかもしれません。これは真冬の寒さも同様です。
北杜市(明野町)と甲府市・韮崎市でも暑さはかなり違う。やはり盆地は暑い。
北杜市でも標高によって暑さが違うんですが、では近隣の街と比較するとどうでしょうか。
たまに隣町の韮崎市とか甲府市に行くんですが、明野と比べると体感で違いを感じる暑さです。猛暑というか酷暑というか、熱中症に気を付けないとな、思うような暑さです。
夏に実家のある愛知に帰ったときも同じくらい暑かったです。東南アジアのような湿った空気で、夜になっても暑さが続くのでクーラーなしではシンドイですね。
そう考えると、やっぱり北杜市って涼しい地域なんだな~って実感します。ぼくたちが住んでいる明野はギリギリ標高による涼しさの恩恵を受けていると思います。風通しがいい土地であることも大きいと思います。
本当にギリギリ涼しい境界線近くの場所で、明野から車で20分走ると韮崎なのですがもう立ってるだけで汗だくになる暑さ。家から1時間かけて甲府に行って屋根のない駐車場に車を長時間とめようものなら、車は地獄の暑さになります。多分ボンネットで目玉焼きが焼けるくらい。盆地の暑さは本当にすごいです。
北杜市の夏、エアコンはいる? (うちは使ってません)
移住の相談をうけると、「北杜市ってエアコンなしでも大丈夫なくらい涼しいんですか?」みたいなことを聞かれます。
「人それぞれですね〜」としか言えないんですけど、2022年の夏は、うちに関してはなくても大丈夫でした。同じ明野に住んでいる友人もクーラーなしの家で暮らしています。
一方で、明野より標高が高くて涼しい小淵沢エリアに住んでいる知人は、7月中旬~8月中旬はエアコンつかってると言っていました。
ほんと、人それぞれなんです。
我が家も、もし日中に自宅で仕事をするような状況になったらエアコン導入すると思います。
よしずの断熱、遮熱の性能はめちゃ高い
暑さ対策でこの夏葦簀を導入たんですが、遮熱効果が凄く高くてに驚きました。南側の窓と壁を葦簀でカバーしていて、室温が5度くらい下がります。
電気を全く使わないエコなシステムなので、すごく気に入ってます。
デメリットとしては意外と値段が高いこと。大きなものだとひとつ5000円くらいします。うちは7個あるので、それだけで35000円。雨ざらしで傷んでくるので、おそらく5年くらいで交換することになると思います。
夏は雑草との戦いがやばい。(負けた)
夏の雑草の伸びっぷりは本当にすごいです。
2週に1回くらいまめに草刈りできたら綺麗に整った状態にできると思うんですけど、日々の忙しさにかまけてサボってしまうんですよね。で、いつの間にか草がボーボーな状態になってしまいます。
あと、これは失敗談なんですけど、うちは草刈り機はマキタのバッテリー式のものを最初買ったんです。10m*10mの畑と、庭の草刈りくらいならバッテリー式でじゅうぶんかなと思ったんですけど、バッテリーの持ちも、パワーも不充分でした。
15分-20分くらいのバッテリーが2つあるんですが、30分くらいでは草刈りは終わりません。パワーがないから太めの雑草だとパワー負けして止まってしまうし、真夏の暑い時期に使っているとオーバーヒートの警告ランプがすぐつきます。
結局、エンジン式の草刈り機を買いなおしました。田舎に移住してこれから草刈り機を買おうと思っている方がいたら、よほどの事情がない限りエンジン式をオススメします。
夏の野菜の収穫について
今年初めて畑で夏野菜を作ってみて、スーパーでほとんど野菜を買わなくてすみました。
私たちの通常の食費は3万円程度で、夏の間は2万2,3千円で収まってたといったらその量が想像していただけるでしょうか。それでも食べきれず、いろんな人におすそ分けをしていたくらいです。
きのこ、アボカド、にんにく玉ねぎ以外はほぼ買わずに自家製の野菜を食べてたかな。節約にもなるし、これは続けたいと思います。
まとめ
長くなりましたが北杜市の夏のイメージ、なんとなくつかんでもらえましたか?それなりに暑い日はあるけど、日本の中では快適な地域なのは間違いないと思います。
移住前にひと夏を過ごすというのは中々難しいと思うので、参考にしてもらえたら嬉しいです!