3ヵ月ほどブログの更新が滞っていました。スミマセン。2020年の暮れに引っ越しをしたんですが、いろいろとバタバタしておりましたが、ようやく生活が落ち着いてきてブログに手が回るようになりました。
それにしても北杜市に移住して約8ヵ月、ようやく、念願の庭付き一戸建てです。せっかく田舎に移住してきたのに、東京の安アパートのような狭い住居だったので、思っていたような田舎ライフができていなかったんですが、これからは庭に畑を作ったり、DIYしたりと楽しくなってきそうです。
ということでこの記事では、
- 引っ越し先の家のこと
- 田舎ぐらしの今後の計画
- 山梨県北杜市の不動産事情
について書いています。
田舎移住に興味のある人は読んでみて下さいね。
引っ越した家がちょっと特殊だった
ぼくたちが借りている家は、いわゆる戸建て賃貸です。3LDKの二階建てで、庭(山林?)がついています。
この情報だけ読むと普通の住宅なんですが、実はかなり特殊な物件です。画像を見ると一目瞭然なんですが、
2階が未完成なんです。もともと物置部屋にする予定だったそうで、床、壁、天井はべニアが張ってあるだけという状態です。あと2階にあがる階段は簡易的なハシゴだけ。他にも、いろいろおかしな部分があって、
- 洗面台が邪魔でトイレ入口が狭い
- キッチンの配置がおかしい。シンクの横にコンロ台がある
- 洗濯機を置くスペースが風呂の脱衣場を圧迫している
などなど、設計どうなってるの?という感じの家です。そのせいもあってか、戸建て賃貸の相場に比べて安く借りられてはいますし、しかもオーナーの許可があればリフォームも可能なんです。
クライマーにとって最高の立地条件|瑞牆山が見える家
住居を決める時のポイントは人によって違うと思います。都会だったら駅近がいいとか、スーパーとかコンビニが近いといいとか。
僕たちの場合は、クライミングをする岩場が近いことというが優先順位の高い条件でした。
山梨県北杜市は周囲を山に囲まれているので岩場はたくさんあります。そのなかでも瑞牆山は量、質ともに最高です。瑞牆の近くに住みたいと思うクライマーは多いのではないでしょうか。この家は瑞牆山まで車で30分ほどの距離。小川山も1時間くらいで行けちゃいます。
そして、岩場に近いのに最寄りのスーパーまで5分という利便性も兼ね備えています。
さらにさらに、周囲は田んぼと山林しかなく、他の民家はありません。DIYをするのに、丸ノコやインパクトドライバーの騒音を気にせずに作業できます。
北杜市でもっとも日照時間の長い土地なので、晴れていれば冬でも暖房なしで家がポカポカになります。農業に適しているのもポイントですね。
部屋からは南アルプス、八ヶ岳、小さいけど瑞牆の岩頭群が見えます。家から瑞牆山が見えると目視で天気がチェックできるので、個人的にはかなり大きなポイントです。
ぼくたちにとっては理想的ともいえる立地条件です。こうやって改めて文章にしてみると、本当にロケーションが最高ですねー。
ワクワクする田舎ぐらし、これからの計画
さて、この家をつかって、どうやって遊んでいくか(暮らしていくか)のざっくりとした計画を立ててみようと思います。
2階を居住スペースにリフォーム
先ほど説明した、物置のような二階。ここを居住スペースに改装します。許可があればリフォームOKなので、思い切って手を入れます。
4/10追記 2階のリフォームがひと段落しました!改装の様子をYoutubeにアップしたのでよかったら見てください!
Youtubeはじめました|山梨県北杜市の田舎ぐらしの様子を動画にします。畑をつくる
2021年は、ありがたいことにたくさんの野菜を頂きました。ぼくたちも自分たちで野菜をつくり、おすそ分けできたらいいなと思って、野菜つくりにチャレンジします。作りたい野菜は色々ありますが、個人的には芽キャベツを作りたい。北杜市のスーパーでは売っているところを見たこないので、自分で作れたらいいなと。
にわとりを飼う
卵を自給してみたい。そして、(いろんな意味でできるかどうかわからないけど)繁殖させて鶏肉も自給してみたい。野菜、卵、肉が自給できるって素晴らしい。計画では、地元愛知県のブランド鶏「岡崎おうはん」という品種を飼おうと思っています。目標は2022年までに飼い始めることです。(やることがだくさんあるので、どうなるかわかりませんが・・)
と、こんな感じでアパートではなく一戸建てに住むことで、できること大幅に広がりました。計画しているだけでワクワクしてきます
「田舎なら安く家が手に入る」は北杜市では通用しなかった
話は変わりますが、コロナ以降の移住ブームで、北杜市の不動産は大人気だそうです。
- 東京から近い田舎
- 生活に不便しない程度のインフラ
- 日照時間の長さ
- 豊かな自然(山岳風景)
人気の理由はこんなところでしょうか。
リモートワーク化が進み、都市部で働く必要がなくなった人が多くなっています。アウトドアアクティビティや、田舎暮らしをしたい人にとって、北杜市は理想的な土地といえるかもしれません。
Youtubeをみると、「田舎の古民家を数十万で買ってリフォーム」的な動画がたくさんあります。こういうのを見ていると、田舎って家が安いんだな、タダ同然で買えるなら有りかな、なんて思ってしまいますが、現実はそんなに甘くありませんでした。
北杜市に越してから半年ほど家探しをしましたが、そんなお宝物件に巡り合うことはそうそうありません。
そこにはしっかりとした理由があるのです。
北杜市の“他人に土地を貸したがらない”地域性」
以前、古民家を改装してゲストハウスをしている人にお話を聞きに行ったことがあります。その方も県外から移住してきた人でした。
彼は移住前から何年も地域に足を運び、地元の住民とコミュニケーションをとってきました。積極的に地域のために活動し、数年後ようやく古民家を手に入れたそうです。
「この辺りの人たちは先祖から受け継いできた土地を守ってきたという考えを強く持っています。だから、簡単には人に貸さないし、当然売ったりもしないんです」
もちろんこれは悪いことではありません。たんに新参の移住者にとって中古物件の賃貸(購入)のハードルが高いということです。
土地を貸して収入を得る必要がない(金銭的に困ってない)
過疎が進む日本の地方同様、北杜市の駅前もシャッターが常に閉まっている店舗が少なくありません。ただ、近年の北杜市は移住ブームのおかげか、空き店舗を探している若者も多いようです。ところが、いざ探してみても一等地の物件は空いていても賃貸にでていないことがほとんどだそうです。
地元の人に理由を聞いたところ、「駅前に土地持ってる人は、わざわざ貸すほどお金に困ってないんだよ」と言っていました。
他人に土地を貸したくない。お金に困っていない。
これでは借りれるはずがありません。北杜市は移住先として人気なのに、住む場所を見つけにくいというのは、こういった理由があるからなのかもしれません。
もちろん、先述した古民家ゲストハウスを経営されている方のように、数年かけて地域の信頼を得ることが出来れば話は別です。コミュニティの内側に入っていれば、かなりリーズナブルな値段で購入できることもあるかもしれません。
移住者が山梨県 北杜市で家を探す方法
家を買うのに数年もかけていられない!欲しいのは今!という人はどうやって家を探すのか?
正攻法ですが、毎日のように不動産のサイトをチェックすることです。そして少しでも気になる物件があればすぐに問い合わせした方がいいです。良い物件は他の人も狙っています。購入するにしても、賃貸にしても、まずはとにかく問い合わせしましょう!
問い合わせして話を進めていたのに、仮契約をしていなかったから他の人に買われてしまった、という話も聞きます。気に入ったら即決しないといけないくらい北杜市の不動産は人気になっているようですね。
[…] 参考変な家に引っ越しました。みどりのゆめ […]