山梨県 北杜市の地域活性化ついて考えていること|地域おこし協力隊3ヶ月目のつぶやき

このブログをはじめて4か月くらい経ちました。

SNSではまったく宣伝してないし、個人的な日記のような内容が多いにもかかわらず、出会った人から「あ、あのブログ書いてる人!」と反応してもらったりすることがちょくちょくあります。

のり
のり

読んでくれてありがとうございます!反応があるととても嬉しいです!

地域おこし協力隊をしていると地元の方と交流できる機会が多いのでブログでの発信との親和性はいいみたいですね。

また、同じように北杜市に移住を考えてる人から連絡がきてお話ししたりと、思っていた以上に読んでもらっていて反応があることに驚きいています。(テキトーなこと書けないという変な緊張も・・笑)

とはいえ、せっかくローカルの方や移住希望者が読んでくれているなら、北杜市のいいところばかり書くのではなく問題だと思うことや要改善点も書いていった方がいいんじゃないか。とも思うのです。

僕が改善したいと思っていることが、長く住んでいる人にとっても解決したい問題であったり、逆に問題だと思っていることの裏には実は隠れたメリットがあるかもしれません。(そういうこと教えてもらえたら嬉しいです)

ということで今回の記事は、ぼくが考えている北杜市の地域活性化のテーマと、それにともなう問題点について書いていきます。

ほとんどの北杜市民が知らない瑞牆山の魅力

僕が北杜市に移住してきたのは、ロッククライミングを楽しむうえで日本で最も適した場所だと思ったからです。そそ理由はシンプルでおおきくわけて2つあります。

  • 瑞牆山、小川山へ1時間以内でアクセスできる
  • 地方だけど街の利便性はそれなりに高い

クライミングをしない人は知らないかもしれませんが、瑞牆山、小川山は日本の2大クライミングエリアです。日本でクライミングをしている人ならほとんどが知っているといっても過言ではない、というほど有名な場所です。

夏は毎週のように小川山か瑞牆山に行くというクライマーは多く、県外から何時間も車を走らせて来る人も珍しくありません。というか、そんな人が大半です。クライマーは同じエリア、同じ岩場に何度も何度も通い、そのルートを登ることを目標にするからです。

こういった県外から頻繁に訪れる人のことを、観光用語では関係人口といいます。

関係人口ってナニ?

関係人口」とは、他地域から移住した人(定住人口)でもなく、観光に来ただけの一見さん(交流人口)でもない、地域や地元の人々と多様に関わる人のことを指します。定期的に訪れてくれるその地域のファンのような人たちですね。

さて、観光において関係人口が多いことは大きな強みです。

  • 何度も訪れてくれるので、そのぶん地域での消費につながる
  • 地域の問題を共有し、ともに考えたり活動できる仲間になってくれる
  • 関係人口から移住につながる可能性もあり、人口増加につながる

といったメリットがあるからです。

そして、瑞牆山、小川山のクライミングエリアは自然資源なので普遍性があり、土地に根付いたものです。一過性のブーム的な人気ではなく、100年後も同じように存在していくものです。

野菜がおいしい土地、うまい酒蔵がある街、景気が綺麗というような魅力は全国各地でアピールされています。「うちの野菜はうまい」、それはきっと事実なんだろうけど、よっぽどPRが上手くいかないと注目されず埋もれてしまう。

一方で、北杜市のクライミング環境の魅力にはライバルがいません。他の地域にはなく、また真似のできないオンリーワンの魅力があるのです。

ということで他の記事でも書いてきましたが、ぼくは地域おこし協力隊としてクライミングの魅力で北杜市を盛り上げたいと思っています。

瑞牆山のクライミングを地域活性化にどう活かすか

瑞牆山のクライミングをどう活かすか。

言っていることが矛盾するようですが、ぼくは何か新しいことをする必要はないと思っています。瑞牆のクライミングエリアの魅力は自然が作り出したものであり、そもそも行政の手でどうこうなるものではないのです。

では地域おこし協力隊としてできることは何かというと、それはエリア整備です。

ロッククライミングエリアには安全のための支点(器具)が設置されています。その支点は年月がたつと劣化してしまうので、定期的に(およそ10-20年に一度)交換する必要があります。

地域おこし協力隊として僕ができることは、今ある魅力をきちんと整備して持続させていくことくらいなのではないかと思うのです。

クライミング業界の成長と地域活性化を繋げるには

クライミングで地域活性化というからには、クライミング業界が社会においてどのような立ち位置にあるのか考える必要があります。クライミングジム軒数のデータがあるので参考になるかと思います。

引用:Mickipedia「クライミングジムは何軒あるか 全国ver. (2020年5月)

2008年には96軒しかなかったのが、2020年は666軒と約7倍に増加しています。このデータだけで、いかにクライミング業界が成長しているかがわかると思います。

また、スポーツクライミングは2021年オリンピック競技になっており、日本人選手は世界でも強豪です。いままで興味のなかった人が注目するきっかけになり、更なるクライミング人口の増加につながる可能性があります。

このように、クライミング業界は成長産業であり、今後もその成長を見込めるといえるのではないでしょうか。クライミング資源の豊富な北杜市としては、注目を集めるチャンスでといえます。

インドアクライミング ⇒ 自然の岩でのクライミングへ

先に紹介したデータでは、クライミングジムの数が増えていることがわかりました。ジムの軒数の増加は当然クライマー人口の増加に比例します。では、ジムに通うクライマーで自然の岩でクライミングをする人はどの程度いるのでしょうか。

数字としてのデータは見つかりませんでしたが、自然の岩でクライミングをする人の人口はそこまで多くないように感じます。そこには以下のような理由が考えられます。

  • ロープなどの安全確保の道具が必要(金銭)
  • 教えてくれる人がいない、初心者だけではで行けない(技術・安全)
  • 車を持っていないから行けない(交通)
  • そもそも外でのクライミングに興味がない(関心・情報)

インドアクライミング歴が数年あり、難しい課題を登れる実力があっても、以上のような理由で外の岩場でクライミングをしたことがない人が多いのです。

そういう人が新たに外で登るようになれば、良質なクライミング環境のある北杜市にさらに人が訪れることになります。そしてクライマーは同じエリア、岩場に何度も通う。関係人口の増加が期待できます。

そうして人が訪れたとき、劣化した支点があるとケガに繋がる可能性があるので、整備をしていく必要があります。既存のクライマーにとっても劣化した支点のリボルトが進むことはメリットに思ってもらえるはず。

話は戻りますが、ぼくが地域おこし協力隊としてやりたいことは、そういったエリア整備にかかわることです。

瑞牆山ならではの問題

クライミングエリアの整備なら地元のクライマーの方たちに協力してもらえればできる、と思っていたのですがそんなに単純な話ではありませんでした。

瑞牆山のクライミングエリアは、秩父多摩甲斐国立公園内にあります。そのなかでも特別保護地域に指定されており、簡単に手を加えていい場所ではないそうです。

「でも現状では支点は設置されているんでしょう?ならそこを再整備するのはいいんじゃない?」と思うかもしれませんが、そう簡単にいかないのが法律の面倒なところ。煩雑な手続きをして許可をもらわないと手をつけられないのです。

日本フリークライミング協会の方たちは、エリア整備をしたくてもなかなかできないという状況の中、なんとか許可を取り、一部のエリアの整備はすることができたようですが、全体を整備するにはいたっていません。

そんななか、2021年4月に転機が訪れました。自然公園法の改正法案が可決されたのです。簡単に説明すると、「今まで国立公園は規制をかけて保護していくという方針だったのが、観光資源として活用していくために整備をしていけるよう手続きを簡易化する」といった内容です。

法律が変わったからすぐに動けるというわけではありません。

下手に動くのは藪蛇をつつくことになりかねず、慎重に動くべきという意見もあります。それは全くその通りなのだと思います。僕個人の考えや意見なんかは取るに足らないもので、尊重されるのは瑞牆山を開拓してきたクライマーさんたちの意見だと思います。

ただ、国が方針を変えたことは大きな前進です。それを知ったうえで改めて話し合い考えていけば、良い未来が描けるかもしれません。

さいごに

後半は法律についての難しい話になってしましましたね。

地域おこし協力隊として働きはじめて3か月たちますが、今回記事に書いたようなことについて、調べたり動いたりしています。(といってもメインの仕事はほかにあり、動いているのは休日ですが・・)

北杜市住民の方がこの記事を読むとどう思うんだろう、またクライマーが読んだら共感してもらえるんだろうか。そんなことを考えながら記事を書いてみました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です