こんにちは、のりです。
今回に記事は北杜市移住のデメリットについてです。あらかじめ伝えておくと、僕は北杜市に移住して1年半くらいたちますが、ここに来て良かったと思ってるし、後悔はまったくありません。
とはいえ、何事にも良い面もあれば悪い面もある。
このブログは基本的には北杜市移住の良いことろを伝えたいと思っているんですが、良くない部分もちゃんと伝えないといけないとも思います。
むしろ、移住検討してる人が知りたいのはデメリットの部分だったりするのかもしれません。
ということで今回の内容は、実際に住んでみて知ったイマイチな部分、イメージしていたのと違うところ等々をまとめていきます。移住を考えている人の参考になれば嬉しいです！
この記事は新しく知ったこと、体験したことを定期的に追記しています。
北杜市は意外と暗くなるのが早い
北杜市は日照時間が長いことを売りにしています。市のホームページでも、
北杜市は日照時間も日本一。日本の平均年間日照時間は2000時間といわれていますが、北杜市は2500時間を超えます。
北杜市公式HP
とアピールしています。
ただ、住んでみた実感としては「陽が沈んで暗くなるのが早いなあ」という印象。というのも北杜市は山に囲まれているので、夕方になると太陽が南アルプスに隠れてしまうのです。
暗さを言葉で説明するのは難しいですが、冬至の日には、4時を過ぎると車のヘッドライトを付けるくらいの暗さになります。5時はかなり暗く、曇っていたら完全に真っ暗。
地元の愛知県と比較すると、1時間弱くらい日没が早いとおもいます。
ただし、日照時間は晴天率にもおおきく影響されます。
日本海側の湿った空気は八ヶ岳の北側で雨（雪）になるので、八ヶ岳の南側にある北杜市は晴天率は高いようです。当然湿度が低く、乾燥しています。
追記この記事を書いていたときに住んでいた白州は南アルプスのふもとに位置するので、太陽が山に隠れるのが早かったようです。今住んでいる明野町はそこまで日没が早いとは感じません。北杜市のなかでも色々ありますね～
標高の高いエリアは霧が多い（清里、小淵沢、大泉）
霧の多さにもビックリしました。通勤していて、視界が悪くて危ないと思うような日が月に何回かあります。
ぼくはもともと標高1000ｍ以上の土地に住みたいという願望があったんですが、あまりの霧の多さに考えをあらためているくらいです。
北杜市で標高の高いエリアは、清里（高根）や小淵沢、大泉といった別荘地や移住者の多い地域です。
これらのエリアには中古住宅（中古別荘）が多いんですが、霧（湿気）によって傷んでいる家がとても多い。物件の内見に行っても、カビ臭かったり雨漏りしていたりと、現実を知るとあまり住みたいと思えなくなりました。
同じ北杜市でも、標高900ｍ以下くらいになると顕著に霧がなくなります。湿気を避けるなら、須玉、長坂、明野、白州、武川あたりに住むのがいいかもしれません。
路肩の溝にふたがない（運転してて危ない）
路肩の溝（側溝っていうのかな？）に蓋がしてない道路がけっこうあります。これって北杜市に限らず田舎あるあるなのかもしれませんが。
蓋がしていない理由は市にお金がないからでしょうか？それとも木の葉がつまるので掃除しやすくするためでしょうか？その両方？
なんにしても、狭い道ですれ違うときに溝があると怖いですね。ちなみに側溝にタイヤがハマった人をこの1年だけでも2人知っています。うち一台は廃車。
気をつけねば・・・
電子マネーに対応している店が少ない
困るというほどではないんですが、電子マネーが使えないのが不便だと思うことはよくあります。
我が家では、OGINOというスーパーで食材を買うんですが、PayPayなどのキャッシュレス決済は使えません。クレジットカードもタッチ決済不可で差し込み式なので面倒ですね。
レストランやカフェではPayPayを導入している店はそれなりにありますが、他の電子マネーには対応していないことがほとんどです。
楽天ペイとか、メルペイとか、そういうの使えるのはコンビニだけ。都会のように財布を持たない生活というのはできません。
北杜市はガソリンが高い
ガソリン、高いです。地元愛知県に比べるとリッター15円も高い。
基本的に車社会なので、一人一台はほぼ必須の生活です。乗用車＋軽トラってひとも少なくない。ガソリンが高いというのは結構いたいですね。
解決策としては、EV自動車を購入することくらいでしょうか。僕はけっこう真剣に考えています。
追記ガソリンは高いですが、灯油は全国平均より安いようです。我が家では灯油ファンヒーターを使っているので、灯油が安いのは嬉しいですね。
冬、わかってはいたけどやっぱり寒い
標高の高い地域なのである程度わかってはいたことなんですが、やはり寒いです。
どれくらい寒いかというと、キッチンにあるオリーブオイルが凍りかけて固くなるくらい寒いです。オリーブオイルは3～6度くらいで固まるらしいので、だいたい冷蔵庫と同じくらいの寒さですね。（対策としては、野菜室にオリーブオイルをいれておくこと）
北杜市のなかでは比較的標高が低い白州町（標高約600ｍ）でこの寒さですから、人気の移住地小淵沢（900ｍ）や高根町・清里（1200ｍ）なんかはもっと寒いです。
▼北杜市の気候や気温についてまとめた記事があるのでよかったら参考にしてください。
北杜市に移住するならどこに住む？ 標高によって気候・気温が違うので注意です。
冬の寒さは後述する暖房費に直結するので、金銭的にも無視できないデメリットですね。
光熱費（プロパンガス）が高い
北杜市はほとんどの住宅がプロパンガスです。都市ガスにくらべてプロパンガスの料金は1.8~2倍といわれています。
僕たちの生活は、ほぼ毎日自炊、お風呂はシャワーのみが多め（湯はるのは週1、２くらい）ですが、冬で7000円弱、夏は5000円くらいでした。
自炊に関しては、なるべくIH調理器を使うようにして節約しています。節約してこれだから、ガス代で1万円いくひともいるとおもいます。高いですね〜
図書館の使い勝手がよくない
北杜市の図書館は10:00～18:00が営業時間です。短い・・・。もうちょっと遅くまでやっていてほしい。しかもつい最近（2021年12月）までは、コロナまん延防止で1時間の時短になっていました。これじゃあ働いている人は図書館に行けない。まあ、コロナは仕方ないにしても、もうちょっと長く開けていてもらいたいと思ってしまいます。
ちなみに地元愛知県岡崎市の図書館は9:00～21:00まで空いています。
もうひとつは蔵書が少ないころ、図書のリクエストをしても購入してもらえないという問題です。いままで5冊くらいリクエストだしましたが、ひとつも購入してもらえていません。
追記一冊購入してもらえました！
これらの問題は、つまるところ北杜市にお金がないから、ということだと思います。北杜市というよりも、お金のない地方に住むことのデメリットのひとつと言えます。図書館に限らず、道路がデコボコだったり傷んでいたりするのも市（県）にお金がないから。
行政サービスの質は、都市部に比べて低いということを実感しました。
北杜市はゴミ袋に名前を書かなければ回収してもらえない
もう慣れてしまったのであまりデメリットに感じていませんが、北杜市には「指定のゴミ袋に名前を書いてゴミを出さないと回収してもらえない」というルールがあります。ゴミのプライバシーを気にする人、特に女性は抵抗があると思います。ストーカー被害につながる可能性もあるし。
ゴミ捨てに関しては、名前記入の他にもいろいろと特殊なルールがあるので別の記事にまとめました。よかったら読んでみて下さい。
いろいろ噂される北杜市のゴミ捨て問題について。移住者の体験をお話します。
デメリットをわかったうえで、自分に合った暮らしを探っていく
おもいつくままにデメリットを書いてみました。じっくり考えたら他にも色々と出てくると思います。
ただ、個人的には土地柄のデメリットは受け入れるしかないと思うのです。
それ以上にメリットがあると思う人は北杜市に住むわけです。ぼくの場合は圧倒的にメリットの方が大きいので北杜市の暮らしを楽しめています。
ということで、もし北杜市への移住を考えている人がいたら、参考にしてみてくださいね！
