カナダから山梨へ。北杜市へ移住したきっかけと理由。

2021年3月、山梨県北杜市へ移住することがが決まりました。

この記事では、移住を決めたきっかけや北杜市を選んだ理由を書いていきます。

地方移住を決めたきっかけ

カナダからの帰国

まず経緯として、ぼくは2020年12月までカナダに住んでいました。

カナダ永住権を取得するために頑張っていたのですが、コロナによってそれどころじゃなくなり帰国。永住権をあきらめ、日本で暮らしていくことを決めました。

都会より田舎

日本に住むことを決めたことで、次はどんな暮らしをしたいか考えます。

すなわち、都会か田舎か。(どちらも程度の問題ではあるけれど)

カナダでは自然に囲まれた街に住んでいて、大きな街まで車で15時間かかる僻地。冬はマイナス30以下になるような場所でした。生活に不便に感じることがないわけではないけど、自然に囲まれた生活を楽しんでいました。

東京に住んでいたこともあるけれど、いわゆる都会的な生活をしてはいませんでした。人混みが苦手で方向音痴なので、きっと都会の暮らしには向いていないのでしょう。

ちなみに愛知県にある実家は「都会でもなければ田舎でもない」といった地方都市で、あまり魅力を感じていませんでした。(だから海外に出たという理由もある)

ということで、性格的にも経験上でも田舎の方が肌に合っているようです。都会に住もうとはこれっぽっちも考えませんでした。

コロナについて

コロナ禍で生活が変わった人は多いと思います。前述したように、僕自身のライフプランにも大きな変化がありました。コロナのことを無視して今後の計画を建てるわけにはいきません。

例えばリモートワーク化が進み、密を避ける人が増えれば、都会から田舎へ移住する人は増えていくと思います。

地方に人が増える流れがあるならば、少しでも早くその土地で自分の基盤をつくっておきたい。

それは人との繋がりだったり、仕事だったり。現実的なことを考えると、おそらく土地や不動産の価格も上がっていくので早めに手に入れたい。(もうすでに上がってるかも・・)

移住先を北杜市に決めた理由

日本でクライミングをするなら、小川山と瑞牆に通いやすい土地が良い。そう思ったとき、候補に上がったのは甲府盆地周辺の街でした。

移住の候補にあがった街
  • 北杜市
  • 韮崎市
  • 南アルプス市
  • 甲斐市
  • 甲府市

このなかから北杜市を選んだ理由は、瑞牆と小川山に一番近いからでした。

他人からするとくだらない理由かもしれませんが、ぼくも一緒に移住するパートナー(彼女)も、クライミングが大好きです。住む場所を考える上で、クライミングがしやすい土地であることは必須条件でした。

移住先で大切な要素を順番づけると、

  1. クライミングをしやすい環境であること
  2. 日常に山が見える生活
  3. 適度に便利そう
  4. 地域おこし協力隊の仕事がある

こんな感じになります。

クライミング(趣味)が1番にきて、地域おこし協力隊(仕事)が4番目にきてるあたり大人としての問題を感じますが、ひとまず置いといて、それぞれ説明していきます。

クライミングがしやすい環境

クライミングがしやすい環境、それは岩場に近いということです。北杜市は、小川山まで約1時間、瑞牆まで40分くらいの距離にあり、条件にピッタリです。

また、伊豆エリアにも2時間半くらいでアクセスできるので冬でもクライミングできそうです。

他にも愛知県新城市(鳳来の岩場が近い)が候補として上がっていましたが、仕事がなさそうだったので却下。小川山のすぐふもとにある川上村も検討しましたが、生活に不便そうだったので候補から外しました。

山が見える生活

生活の中で山が見えることは重要なポイントです。(前述したクライミング的な意味ではなく、鑑賞する山です。)

カナダで住んでいた街は、家からカナディアン・ロッキーが見える場所にありました。広々とした空や夕日に照らされる山並みを眺めることに、なんともいえない幸せを日々感じていました。通勤するだけで心が軽くなるんです。

北杜市からは八ヶ岳が見えます。下見で山梨に行ったとき、「おー山が見える!めっちゃイイじゃん!」と、テンションが上がり、
「家を買うなら八ヶ岳が見えるところじゃないとイヤだ!」
と下見の段階で宣言するほどでした。

毎日美しいものが見える。しかもタダで!

いや、冗談のようでこれは本当に重要だと思うんです。目に入るものがコンクリートだらけなのは良くない気がします。

少なくとも僕にとっては。

適度に便利そう

適度な便利さ、これ重要。

コンビニが5分圏内にないのは全く問題ないんですが、最寄りのスーパーが車で1時間とかは不便です。ホームセンターも車で30分以内くらいの場所にあってほしい。amazonの配送ができなところ(送料有料)も厳しいですね。

そういう観点で見ても北杜市は条件をクリアしています。日常の買い物は市内で済むし、1時間以内でイオンのようなショッピングモールもあります。

ポイント

冬季に雪かきをしなくてもいいというのもポイント。多少寒いのは我慢できますが、雪かきがあるのは面倒なのです。

地域おこし協力隊の求人

これは条件というよりも、「できたらやってみたい」くらいの気持ちだったのですが、たまたま北杜市にも募集がありました。(2021年2月時点)

地域おこし協力隊とは、人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、地域外の人材を積極的に受け入れ、地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図ることで、地域での生活や地域社会貢献に意欲のある都市住民のニーズに応えながら、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした制度である。

ウィキペディア

簡単に言うと、地方自治体の仕事をしながら移住することができるプログラムです。福利厚生として家賃補助などがあり、移住するためのサポートが充実しているのが魅力です。

このプログラムの魅力は、地方自治体の仕事だけでなく、自分で事業をおこすための準備ができること、また予算を使うことができることです。

どれくらいの時間数や予算を使わせてえもらえるのかは今の段階ではわかりませんが、制度としてかなり魅力的。そしてなにより面白そう!

パートナーの意見

パートナー(彼女)も、北杜市への移住については前向き。もともと北杜市のことを教えてくれたのも彼女でした。僕の仕事の内定がでるまで移住のタイミングを待ってくれたのもありがたかった。

ぼくたちは夫婦ではないですが、カップルで移住をするとなると、二人の意見やが一致していることが大切ですね。そして相手に合わせて行動することも。

相手に合わせること、ぼくは苦手としているので意識していかないとなあ。

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